犠牲者追念式での追悼辞、犠牲者遺族会らによる米国政府への公開書簡など、70周年にあたって発表された重要な文書類をまとめました。
- 第70周年4・3犠牲者追念式 文在寅大統領追念辞
- 祖先の方々を哀悼しながら 玄基榮(作家)
- 第70周年4・3犠牲者追念式 済州4・3犠牲者遺族会・梁閏京会長挨拶
- 公開書簡:4・3虐殺に対しアメリカ合衆国は謝罪し真相究明に動け
第70周年4・3犠牲者追念式 文在寅大統領追念辞
4・3生存犠牲者と遺族のみなさま、済州道民のみなさま、
石垣ひとつ、落ちた椿の花ひとつ、痛哭の歳月が刻まれている済州で
「この地に春はあるのか」
みなさまは70年の間、問うてきました。
私は今日、みなさまに済州の春を告げたいと思います。
悲劇は長く、ただ風が吹いても涙が出るほどに痛みは深いものでしたが、
菜の花のように満開に、済州の春は咲き始めるでしょう。
みなさまが4・3を忘れることなく、みなさまと痛みを共にする方々がいて、
今日、私たちは沈黙の歳月から立ち上がり、こうして集うことができました。
渾身の力を尽くして4・3の痛恨と苦痛、真実を知らせてきた
生存犠牲者と遺族、済州道民に、大統領として、深い慰労と感謝の言葉を申し上げます。