さる2019年12月9日(月)来阪中の済州4・3犠牲者遺族会婦女会の会員約30名が、統国寺の4・3犠牲者慰霊碑を参拝されました。在阪の犠牲者遺族の女性、在日韓国婦人会の方々とも交流されました。
植民地時代における済州最大の抗日運動・海女闘争(1931~32年)に今日の視点から再び光を当てた済州MBC制作ドキュメンタリー「제주해녀항일운동의 기록, 나는 해녀이다'(済州海女抗日運動の記録、私は海女だ」)」を紹介します。
この作品は、韓国・放送通信審議委員会による「今月のよいプログラム賞」2019年9月最優秀賞に選出されました。選定理由は「済州海女運動を多様な資料および証言、専門家の考証を通じて深層取材し、歴史的事実を忠実に再現した。とくに海外の海女抗日運動に光を当て、日帝強占期済州海女たちの生の現場を生き生きと伝えた点が高く評価された」とのことです。
本作品は、2019年9月17日に済州ローカルで放映されたのち、11月26日には全国放送されました。
続きを読むさる9月29日に対馬で日韓の市民による済州4・3合同慰霊祭が開催されました。済州で海に捨てられた4・3犠牲者の遺体は遠く対馬にまで流さていました。漂着した遺体を弔うために地元住民が供養塔を建立し、これをきっかけに詩人の金時鐘さんが呼びかけて慰霊祭が開催されることになりました。
ここでは慰霊祭を伝える記事へのリンクを中心に紹介します。
2019年1月に再審を通じて事実上の無罪が確定した4·3生存受刑者18人に対し、同年8月21日、総額53億ウォンの刑事補償金支給が決定されました。ここではその概要を報じたハンギョレ新聞記事と、刑事補償金額の妥当性を検証した聯合ニュース記事の日本語訳のほか、済州MBC・KBS・JIBSのニュース動画やその他主要なニュース記事へのリンクを紹介します。