今年も大阪での済州四・三慰霊祭を前に勉強会を開催します。
韓国では昨年、済州四・三「受刑者」に対する再審で無罪判決が相次ぎました。済州四・三一般裁判および軍事裁判での再審請求に対する無罪判決が、いずれも初めて言い渡されたのです。さらに、遺体すら見つからなかった四・三行方不明受刑者の史上初の再審事件について、全員開始という歴史的決定を法院が下しました。
加えて、このたび、済州四・三の犠牲者に対する慰謝料(実質賠償金)支給などを盛り込んだ「済州四・三事件真相究明および被害者名誉回復に関する特別法」改正案が2021年2月26日、韓国国会を通過しました。これによって多くの犠牲者、遺族の名誉回復がなされることになります。
こうした最近の状況について、済州四・三研究者である済州大学校の高誠晩さんをお迎えし解説いただきます。
講師 高誠晩(コ・ソンマン) | ||
韓国・済州大学校社会学科助教授。 1979年済州島生まれ。済州4・3研究所、大阪市立大学人権問題研究センター、立命館大学衣笠総合研究機構等をへて、現職。 著書に『〈犠牲者〉のポリティクス:済州4・3/沖縄/台湾2・28 歴史清算をめぐる苦悩』(京都大学学術出版会、2017年)など。 |
- 開催日時:2021年3月21日(日)14〜16時
- 開催形式:zoomによるオンライン開催(先着順100名)
*開催前日の3月20日にメールでzoomのアクセスURLをお送りします。
*事前にzoomのアプリをダウンロードしていただくとスムーズに参加していただけます。 - 参加費:無料
- 受付期間:2021年3月18日(木)まで(定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
- 申し込み方法:下記サイトの申し込みフォームに必要事項を記入し、送信してください。
http://bit.ly/3pDLXjA - 日本語での講演となります。
- お問い合わせ:jeju43osaka@gmail.comまでメールでお問い合わせください。
主催 済州四・三 73周年犠牲者慰霊祭実行委員会(大阪)