済州四・三 76周年大阪慰霊祭

約3万人が亡くなったと言われる済州4・3事件。済州出身者が多く住む大阪では、毎年犠牲者慰霊祭を開催しています。

「若者たちの旅」が済州などで報道

大阪慰霊祭実行委が実施した「2019年若者たちの済州4・3の旅」(2019年4月30日~5月3日)が、済州などの報道機関で紹介されました。動画と一部記事の翻訳を中心に紹介します。

在日済州人の故郷訪問…「4・3を知りたい」【動画】(済州MBC 2019/05/01放映)

在日済州人の子孫、4・3を訪ね済州へ(済民日報 2019/04/30)

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30日、在日済州人の子孫20余名と済州4・3汎国民委員会の関係者がノブンスンイ4・3記念館の慰霊碑の前で記念撮影をしている。

済州4・3 71周年を迎え、日本の大阪に居住する在日済州人の子孫20人が30日、4・3犠牲者を追悼するために済州を訪問し、関心を集めている。

在日済州人の子孫済州訪問は、社団法人済州4・3汎国民委員会、盧武鉉財団済州委員会、在日本済州4・3事件犠牲者遺族会、済州4・3研究所、済州4・3犠牲者遺族会、在京済州4・3犠牲者遺族青年会、済州国際自由都市開発センター、社団法人済州ハン文化ネットワーク、済州4・3犠牲者慰霊祭実行委員会・大阪などが準備した行事である。

在日済州人の子孫は、4・3遺跡を訪れ犠牲者を追悼し、4・3の意味をかみしめようと済州を訪問し、来る5月3日までの平和巡礼を進める。

彼らは訪問初日の30日、ノブンスンイ4・3記念館を訪問して献花し、4・3事件関連の映像を観覧するなど日程を消化した。

4・3日本遺族会会長の娘であり、在日済州人の子孫3世の呉未来(31・女)さんは、「祖父の弟、いとこ、みなが予備検束の時に亡くなった」として「祖父はこのような内容を話さないまま亡くなり、後になって祖父が4・3遺族という事実を、父を通じて知ることになった」と話した。

続いて「日本でも民団が運営する小学校に通ったが、そこでの国史教育にも4・3事件についての内容は全くなく、4・3について知ることができなかった」と語り「4・3遺族3世として、4・3を正しく理解し勉強したいと思って、今回のプログラムに参加することになった」と述べた。

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30日、在日済州人の子孫20余名と済州4・3汎国民委員会の関係者がノブンスンイ4・3記念館を訪れ、慰霊碑に献花した後、黙祷をしている。
パク・チヨン記者

日本のゴールデンウィーク、在日済州人の子孫が4・3遺跡を踏査(ヘッドライン済州 2019/04/30)

「在日同胞にも4・3を伝えようと」 大阪から済州人子孫・日本の青年ら訪問…遺跡地を訪れ追慕(済州新報 2019/04/30)

在日済州人子孫たち、済州4・3遺跡踏査(聯合ニュース 2019/04/30)

 

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