済州四・三 76周年大阪慰霊祭

約3万人が亡くなったと言われる済州4・3事件。済州出身者が多く住む大阪では、毎年犠牲者慰霊祭を開催しています。

慰霊碑除幕式出演者プロフィール

살풀이(サルプリ舞)

張智恵(ちゃん ちえ)
大阪生まれ。在日3世。
10代で韓国舞踊と出会い、日本で舞踊公演活動を経て1989年渡韓し韓国人間文化財・李梅芳先生に師事する。韓国では国立劇場その他、数多くの舞台公演に出演。現在、韓国と日本を往復しながら舞台活動をするとともに、後進の指導、育成に力を注いでりる。
張智恵韓国伝統舞踊研究所代表。
韓国重要無形文化財第97号「サルプリ舞」履修者。
韓国重要無形文化財第27号「僧舞」履修者。
2000年大阪文化祭奨励賞受賞。

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판소리(パンソリ「4月の物語」)

安聖民(あん そんみん)唱者
大阪市生野区生まれ。関西大学文学部史学・地理学科卒。
1998年韓国留学。2002年漢陽大学音楽大学院国楽科修士課程修了。
重要無形文化財第5号パンソリ「水宮歌」技能保有者・南海星先生に師事し、2016年履修者認定。
2013年第40回南原春香国楽大典・名唱部にて審査員特別賞受賞。2016年ソウルと大阪にて「水宮歌」完唱公演。 

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趙倫子(ちょ りゅんじゃ)鼓手
大阪府大東市生まれ。韓国東亜大学校日語日文学科修士課程修了。
2008年より民族文化牌マダンにて活動。楽士はもとより、創作パンソリやマダン劇の脚本をてがける。

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「4月の物語」作品紹介(脚本:趙倫子、作唱:安聖民)
4・3事件当時、済州島から大阪にたくさんの人々が渡って来た。
異郷であっても4・3事件の暗い影から逃れることはできなかった。
人々は沈黙した。そして葛藤した。

「私は逃げたのだろうか?」

70年が過ぎた。
私たちは彼らを慰める言葉を持たない。
だから、私たちは彼らを忘れないことにした。
そして、彼らのことを語り伝えることにした。

彼らの物語が私たちの物語になるように。

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합창(合唱・済州島歌謡ほか)

チェラジン少年少女合唱団

済州島の子ども達で編成。2015年9月に創立したチェラジン合唱団は、済州語の民間広報大使として、済州語の価値を世に知らせ保存しようと努力しています。 

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풍물(プンムル)

在日コリアン青年ハンマウム
ハンマウム(一つの想い)を胸に、朝鮮半島の伝統音楽が大好きな在日コリアン青年が集まり、風物(プンムル)を演奏します。

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노래(歌)

崔相敦(ちぇ さんどん)
済州民芸総理事、芸術監督。
歴史の現場を求めて作業する「済州4・3音楽巡礼」を通して創作、公演をしている。1988年以降、在日同胞社会と交流を深め大阪4・3慰霊祭と東京の追悼の集いにも公演した。済州でも多数の4・3芸術行事を演出しており、2015年に大阪の劇団「タルオルム」10周年作品「その日=約束」で脚本と演出で共同創作に参加した。
《代表曲》「歳月」「子どもの椿の花の歌」「ススキとひまわり」「タンスイ村にて」「北村コブルラク」「ソダルオルムの恨」など。

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