済州4・3事件受刑者18名の再審裁判が、2018年10月29日から済州地方法院ではじまりました。18名は1948~49年の高等軍法会議(軍事裁判)で内乱罪やスパイ罪などを理由に懲役刑を宣告され、全国の刑務所に収監されました。このときの受刑者の多くは、朝鮮戦争開戦直後に集団虐殺されています。そのうちの生存者が2017年4月に再審を請求し、公判記録や判決文などは残っていなかったものの、受刑人名簿と請求者の陳述が一致していることが再審開始の根拠となりました。
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